スモーキーなピート最強ウイスキーおすすめランキング26選【2026年最新】

今回は、ピートの香りがガツンと効いた「最強のスモーキーウイスキー」26商品をランキング形式で紹介します。

そもそもウイスキーがスモーキーになるのは、原料の麦芽を乾燥させる際に「ピート(泥炭)」を燃やして、その煙の香りをたっぷりと染み込ませているからです。この独特な香りは「ピート香」と呼ばれ、銘柄によっては焚き火のような香ばしさだけでなく、正露丸や消毒液のようなクセを感じることもあります。

こうしたピートの強さを判断する目安になるのが「フェノール値」という数値です。数値が高いほど、より力強いスモーキーさを楽しむことができます。今回は、有名なスコッチを中心に各銘柄のフェノール値をまとめたので、自分の好みにぴったりの一本を探す参考にしてみてください。

鈴木酒販ウイスキー倶楽部
鈴木 重雄

ウイスキー、ワイン、日本酒などをこよなく愛す。イタリア「Caffè Arena Roma」元バールマン。

筆者おすすめのスモーキーなピート最強ウイスキーはこれ!

アードベッグ10年(TEN)

5,880円 700ml

本品は、スーパーなどで販売されている5年熟成の「アードベッグ ウィービースティー」ではなく、10年熟成のアードベッグです。パワフルさ、買い求めやすさ、美味しさから僕は10年をおすすめします。

5年と異なる点は、まろやかさとフレーバーの情報量の多さです。5年は胡椒のスパイス感と焦げた炭っぽい苦味が特徴です。ハイボールで飲むならアリとも言えますが、「どんな飲み方でも深みのある味わいが楽しめる」という点では10年に軍配が上がります。

10年は全体的に落ち着いた香味で、ピートによるスモーキーさと香ばしさ、バランスよく調和している甘味、フルーティーな爽やかさなど、香味の情報量が非常に多いのがポイントです。薬品や正露丸に例えられる独特のスモーキーフレーバーもガツンと効いていて美味しいです。

ピートレベル(フェノール値)は本ランキング2位で、アイラモルトの中でもトップクラスのスモーキーさが味わえます。

1位のオクトモアは予算に余裕があるなら良いですが、あらゆる観点からアードベッグが一番おすすめです。

 フェノール値55ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間10年
ピート最強

ウイスキーのピートレベル(フェノール値)とは

スモーキーさの度合いを表す数値

簡単にいうと、ウイスキーの「フェノール値」とは、そのお酒がどれくらいスモーキー(煙くささ)であるかを表す数字です。

この香りの秘密は、原料の麦芽を乾燥させる工程にあります。燃料として「ピート(泥炭)」を燃やし、その煙を麦芽にじっくり染み込ませることで、独特の香りが生まれます。このとき麦芽に付着した香り成分の量を数値化したものがフェノール値です。

ただし、「フェノール値50ppm」と書かれたウイスキーでも、実際に飲む段階では50ppm残っているわけではありません。まず、蒸留で半分以下に減り、さらに樽の中で何年も熟成させている間にも減ります。

なので、フェノール値はあくまで「そのウイスキーを作るために、どれくらい気合を入れて麦芽を燻したか」というイメージで参考にすると分かりやすいかと思います。

参考までに、フェノール値とスモーキーさの関係は以下の通り。

フェノール値
10ppm未満
スモーキーさが弱い
ニッカウヰスキーの銘柄など
フェノール値
25ppm程度
スモーキーさが中程度
タリスカー10年など
フェノール値
40~50ppm
スモーキーさが強い
ラフロイグ、アードベッグなど

フェノール値50ppmを超える「アードベッグ10年」などのウイスキーは最強のスモーキー感(ピート香)を楽しめます。

フェノール値が低いウイスキーでもスモーキーさが強いことも

フェノール値が低いのに、実際に飲むと「あれ?結構スモーキーだな」と感じる銘柄は存在します。これには、ウイスキー造りの「蒸留」と「熟成」が関係しています。

たとえば、タリスカーのフェノール値は約22ppmほどで、数値上は「中程度」です。しかし、実際に飲むと黒胡椒のようなスパイシーさと、力強いスモーキーさをガツンと感じます。

これは、蒸留器の形状が特殊で、煙の成分をあえてしっかり残すような造りになっているからです。

また、サントリーの「ボウモア12年」の数値は約25ppm程度なので、冒頭で紹介したアードベッグ10年の半分ですが、実際に飲むと上品で安定したスモーキーさをしっかり感じられます。

これは、伝統的な「フロアモルティング」という手法で麦芽を作っており、数値には出にくい「深みのある煙の香り」が付きやすいと言われています。

さらに、ニッカの余市なんかも、「フェノール値ほんとに8ppmなの?」と思うほど強いスモーキーさを感じます。

余市蒸留所では、世界でも珍しい石炭による直火蒸溜を行い、1000度近い高温でポットスチルを熱するため、ピートとは別の「ロースト感」や「香ばしいスモーキーさ」がウイスキーに付与されます。

つまり、ppmはあくまで目安で、ウイスキーの煙たさは、数字のほかに「作り手のこだわり」もかかわってくると言えます。なので、数値だけで判断せずに「実際に飲んで感じる個性」を楽しんでほしいと思います。

スモーキーなウイスキーの選び方

スモーキーなウイスキーの選ぶ際には、当然フェノール値はチェックすると思いますが、ほかにもチェックしておきたい2つの項目があります。それが「産地」と「アルコール度数」です。順番に解説します。

1.産地で選ぶ

ピートは産地によって香りが異なります。産地ごとの特徴を簡単に解説します。

アイラ島(アイラモルト)

アイラ島や北海道の余市など、海のそばで採れるものはヨード香(薬品のような香り)や正露丸、燻製、潮風のような香りが強くなります。

有名な銘柄だとアードベッグラフロイグラガヴーリンなどが挙げられます。

ずばり、ガツンと来るスモーキーさを求める人はアイラモルト一択といっても良いでしょう。

スペイサイド・ハイランド・アイランズなど

逆に、ハイランド地方など内陸部で採れるピートは木々やヘザー(低木)などの植物が主成分になるため、薬品っぽさは少なく、焚き火や乾燥した木を燃やしたような、「香ばしいスモーキーさ」になります。

代表的な銘柄はアードモアレガシーティーチャーズ ハイランド クリームなどが挙げられます。

スモーキーさとフルーティーさやバニラ系の甘味などのバランスを重視する人には、スペイサイド・ハイランド・アイランズなどのウイスキーをおすすめします。

また、スモーキーなウイスキーをまだ飲みなれていない人で、徐々に慣れていきたいと考えている人にもハイランド・アイランズのウイスキーはおすすめです。

ジャパニーズ

ジャパニーズウイスキーは、スコッチの伝統を継承しつつも、日本の気候や製法が加わることで、「繊細で食事に合うスモーキー」へと進化しているのが大きな特徴です。

前述のとおり、余市などはフェノール値だけを見るとアイラモルトよりはるかに低い数字ですが、実際に飲むと意外とパンチの効いた味わいを楽しめますし、何よりフレーバーの種類も豊富で、味に奥行きと深みがあります。

代表的な銘柄はニッカの余市、サントリーの白州などが挙げられます。

日本のウイスキーらしい繊細な味わいを好む方や、食事と合わせやすいお酒がいい方、予算をそれなりに出せる方にとっても、ジャパニーズは候補のひとつになるでしょう。

2.アルコール度数で選ぶ

アルコール度数も「スモーキーさの感じ方」に大きく関係してきます。

スモーキーな香りの元である「フェノール類」は、アルコールに溶け込みやすい性質を持っています。度数が高いほど、アルコールが香りの成分をがっちりと抱え込み、液体の中に閉じ込めているような状態になります。

高い度数のまま口に含むと、体温で温められ、さらに唾液と混ざります。すると、アルコールが急激に揮発して、抱え込んでいたスモーキーな香り成分が一気に鼻の奥(鼻腔)へ駆け上がります。こういう現象を「香りの爆発」と表現されることもあります。

一方で、度数が低い(加水する)と、飲む前から常に香りが開いているイメージなので、口の中で華やかに広がりやすいです。

「度数が高い=スモーキーな香りを運ぶエネルギーが強い」と捉えると、より自分にあったウイスキーを選びやすくなると思います。

ガツンと来るパワフルなスモーキーさを求めるなら、度数46%のアードベッグ10年やキルホーマン マキヤーベイ、度数45%のラフロイグ10年などがおすすめです。

やさしくピートが広がるウイスキーを飲んでみたい方には、度数40%のボウモア12年(はちみつのような甘い味わい)や、ハイランドパーク12年(柑橘系の爽やかさ)がおすすめです。

スモーキーなピート最強ウイスキーおすすめ比較一覧表

※フェノール値=ppmと表記しています。

商品名商品
画像
価格
内容量
100ml
あたり
評価ppm産地度数フレーバー味わい製造法熟成期間
1オクトモア 16.1
スコティッシュ・バーレイ
20,689円
700ml
2,9563101.4アイラ島
(アイラモルト)
59.3%正露丸系・
薬品系
断トツのフェノール値!
スモーキーなピート最強ウイスキー
シングルモルトウイスキー5年
2アードベッグ5,800 円
700ml
8292,86455アイラ島
(アイラモルト)
46%正露丸系・
薬品系
一度飲んだらクセになる!
スモーキーな味わいが強烈
シングルモルトウイスキー10年
3 スプリングバンク
ロングロウ
14,400円
700ml
2,057750キャンベルタウン46%焚き火 +
潮風系
”モルトの香水”
強烈なスモーク香の中に華やかな甘さ
シングルモルトウイスキーノンエイジ
4 バレッヒェン ヘヴィー
ピーティッド10年
8,720円
700ml
1,246150ハイランド46%正露丸系・
薬品系
エドラダワーならではの
濃厚なシェリー感!
シングルモルトウイスキー 10年
5 キルホーマン
マキャーベイ
6,980円
700ml
99764050アイラ島
(アイラモルト)
46%正露丸系・
薬品系
ガツンとしたスモーク感に
シトラスとバニラの甘味
シングルモルトウイスキーノンエイジ
6 ラフロイグ10年5,035円
700ml
7196,99245アイラ島
(アイラモルト)
43%正露丸系・
薬品系
強烈なピート香とスモーキー
塩っぽさの残るドライな余韻
シングルモルトウイスキー 10年
7 ラフロイグ
セレクトカスク
ラフロイグ クセレクトカスク4,943円
700ml
7066,99245アイラ島
(アイラモルト)
40%正露丸系・
薬品系
10年と比較すると若さが目立つ。
度数も低いので薄く感じる
シングルモルトウイスキーノンエイジ
8 ポートシャーロット10年6,962円
700ml
9951,40340アイラ島
(アイラモルト)
50%焚き火バーベキューっぽいスモーキーさ
香味の情報量がかなり多い
シングルモルトウイスキー 10年
9 ビッグピート5,980円
700ml
85429140アイラ島
(アイラモルト)
46%正露丸系・
薬品系
スモーキーさ、甘味が強くて美味しい
見た目に反して繊細かつ複雑な味わい
ブレンデッドモルトノンエイジ
10 ラガヴーリン 16年9,900円
700ml
1,41410,97638アイラ島
(アイラモルト)
43%正露丸系・
薬品系
アイラの巨人
重厚な甘さとヨード感
シングルモルトウイスキー 16年
11 カリラ12年5,866円
700ml
8385,14138アイラ島
(アイラモルト)
43%正露丸系・
薬品系
軽やかで華やか
飲み疲れしない良きボトル
シングルモルトウイスキー 12年
12 ボウモア12年5,415円
700ml
77483825アイラ島
(アイラモルト)
40%焚き火 +
潮風系
アイラの女王!
魅力的な潮の香りと爽やかな柑橘系の香り
シングルモルトウイスキー 12年
13 タリスカー10年5,098円
700ml
72811,34522アイランズ45.8%焚き火 +
潮風系
飲みごたえ抜群!
パンチの強さと独特のスパイシーさ
シングルモルトウイスキー 10年
14 グレングラッサ
トルファ ピーテッド
6,977円
700ml
99715820ハイランド50%焚き火系キャメルのような甘い香りと
熟した果実の甘味
シングルモルトウイスキーノンエイジ
15 ベンロマック10年5,640円
700ml
80699215スペイサイド43%焚き火系おすすめはハイボール!
10年物とは思えないしっかりとした余韻
シングルモルトウイスキー 10年
16カネマラ
ピーテッド
4,860円
700ml
69415014アイリッシュ40%焚き火系トロピカルフルーツと
スモーキーでアーシーな香りが特徴
シングルモルトウイスキーノンエイジ
17 ティーチャーズ
ハイランド クリーム
1,649円
700ml
2361,67314ハイランド40%焚き火系コスパ最強!
デイリーウイスキーにおすすめの1本
ブレンデッドウイスキーノンエイジ
18アードモア レガシーサントリーホールディングス|アードモア レガシー3,526円
700ml
50413612ハイランド40%焚き火系焚き火の煙のような
香ばしいスモーキーさ
シングルモルトウイスキーノンエイジ
19 ハイランドパーク12年5,280円
700ml
7549,66610アイランズ40%焚き火 +
潮風系
女性にも人気!
深みのある甘さとスモーキーさ
シングルモルトウイスキー 12年
20 ニッカウヰスキー
余市
7,500円
700ml
1,0715638ジャパニーズ45%焚き火 +
潮風系
重厚で力強く、複雑で深い味わいを持つ
ジャパニーズウイスキー
シングルモルトウイスキーノンエイジ
21 サントリー 白州11,822円
700ml
1,6891,3448ジャパニーズ43%焚き火系爽やかなスモーキーフレーバー
すっきりとしたドライな味わい
シングルモルトウイスキーノンエイジ
22 ブナハーブン 12年7,898円
700ml
1,1286,1192アイラ島
(アイラモルト)
46%焚き火 +
潮風系
アイラモルトの中でも
最も飲みやすいアイラ
シングルモルトウイスキー 12年
23 アイリーク4,024円
700ml
57511120アイラ島
(アイラモルト)
40%焚き火 +
潮風系
蒸留所は不明
骨太のボディとコクが特徴
シングルモルトウイスキーノンエイジ
24 フィンラガン
オリジナルピーティ
3,535円
700ml
50518625アイラ島
(アイラモルト)
40%焚き火 +
潮風系
コスパ&飲みやすさ良し!
爽やかかつスモーキー
シングルモルトウイスキーノンエイジ
25アイラミスト
オリジナル ピーテッド
3,965円
700ml
56656420アイラ島
(アイラモルト)
40%焚き火系ハイボール用のウイスキーとして良いブレンデッドウイスキーNA、8、10年
26 ジョニーウォーカー
ダブルブラック
3,498円
700ml
5008,12815スコットランド
全土
40%焚き火系コスパ最強!
晩酌に最適のデイリーウイスキー
ブレンデッドウイスキーノンエイジ

スモーキーなピート最強ウイスキーおすすめランキング26選

1.オクトモア 16.1 スコティッシュ・バーレイ

20,689円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:最強レベル
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

圧倒的なフェノール値!スモーキーなピート最強ウイスキー

「オクトモア」は、アイラ島のブルックラディ蒸留所で作られる、世界で最もスモーキーなウイスキーとして知られる銘柄です。

最大の特徴は、一般的なウイスキーの数倍、時には数十倍にもなる圧倒的なフェノール値ですが、実はただ煙くさいだけではありません。バーボン樽で5年熟成され、アルコール度数59.3%という高い度数でボトリングされることで、原酒のパワフルな味わいがそのまま詰め込まれています。

実際に口にしてみると、強烈なスモーキーさの奥から、意外なほど繊細なフルーティーさや花のような香りが広がります。柑橘系の爽やかさやナッツを思わせる香ばしい風味も重なり合い、味わいそのものは驚くほどマイルドです。

圧倒的なフェノール値とは裏腹に、飲みにくさを感じさせないフルーティーで洗練された仕上がりは、まさに「スモーキーなウイスキーの極致」と呼ぶにふさわしい一本です。

ただ値段はかなり高いので、バーなどで飲む機会があれば飲んでみるとか、プレゼントとして贈ってもらう際に飲むのが良いと思います。

 フェノール値101.4ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数59.3%
熟成期間5年

2.アードベッグ

5,800円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:最強レベル
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

一度飲んだらハマること必至!スモーキーな味わいが強烈

冒頭でも紹介した「アードベッグ」は、スコットランドのアイラ島で作られる「アイラモルト」の中でも、一際強い個性を放つ代表的なウイスキーです。

特徴は、アイラモルトの中でもトップクラスに強烈なスモーキーさです。フタを開けた瞬間に広がる「薬品や正露丸」に例えられる独特の香りは、ハイボールにしても一切損なわれることがありません。しかし、ただ煙たいだけでなく、その奥に潜む「しっかりとしたフルーティーな甘味」を感じられるのがアードベッグの本当の凄みです。

この「刺激的なスモーキーさと濃厚な甘味」の絶妙なバランスは、世界中に「アードベギャン」と呼ばれる熱狂的なファンを生むほどです。最強クラスのスモーキー感を心ゆくまで味わいたいなら、まず最初に試してほしい究極の一本です。

 フェノール値55ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間10年

3.スプリングバンク ロングロウ

14,400円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:キャンベルタウン

”モルトの香水” 強烈なスモーク香の中に華やかな甘さを感じる

「ロングロウ」は、ウイスキーの聖地とも呼ばれるキャンベルタウンの「スプリングバンク蒸留所」で造られている銘柄です。

一番の魅力は、ガツンとくる強烈なスモーク香と、「モルトの香水」と称えられるほど華やかなバニラのような甘い香りの共演です。キャンベルタウン産のウイスキーらしい「潮気を含んだスパイシーさ」も印象的で、一口飲むたびに複雑な個性が口の中に広がります。

全体的には「ドライ」と表現されるキリッとした辛口の味わいに仕上がっています。ただ、こちらも値段が高いですし入手も難しい品なので、機会があれば試す感じでいいと思います。

 フェノール値50ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間ノンエイジ
スプリングバンク
¥14,400(2026/02/04 11:55:53時点 Amazon調べ-詳細)

4.バレッヒェン ヘヴィーピーティッド10年

8,720円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:ハイランド

エドラダワーならではの濃厚なシェリー感!

「バレッヒェン」は、南ハイランド地方にあるスコットランド最小規模の蒸留所の一つ、「エドラダワー」で作られているシングルモルトウイスキーです。

こちらも、アードベッグに匹敵する「50ppm」という高いフェノール値なので、エドラダワー蒸留所らしい濃厚なシェリー樽由来のコクやクリーミーな甘みもしっかりと感じられますが、それ以上に「メディシナル香」と呼ばれる薬品のようなスモーキーさが力強く主張します。

非常にパンチの効いた個性的な味わいなので、アードベッグなどの有名なアイラモルトを経験したあと、さらに一歩踏み込んだスモーキーさを探している人におすすめします。

 フェノール値50ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間10年

5.キルホーマン マキャーベイ

6,980円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

ガツンとしたスモーク感とバニラの甘味が特徴

「キルホーマン マキャーベイ」は、アイラ島で2005年に創業した比較的新しい蒸留所ながら、ウイスキー好きの間で非常に高い評価を受けている銘柄です。

個人的にアードベッグとともに常備しておきたい超お気に入りウイスキーです。ガツンと来るパワフルなスモーキーさはもちろん、バニラのような甘味と濃厚なコク、さらに潮気をしっかりと感じるという、なんとも豪華な味わいが特徴です。

ストレートでも当然美味しいですが、ハイボールにしても骨格が崩れず、逆に潮気が良い塩梅に引き立って、何杯でも飲めてしまう美味しさがあります。潮気と甘味とスモーキーさがそれぞれ強烈ではありますが、とにかくバランスが絶妙なのです。

キルホーマンは、農場型の蒸留所としても有名で、アイラ島で唯一、大麦の栽培から瓶詰めまでのウイスキー作りの全プロセスを自社で行っています。

アードベッグやラフロイグなど王道のアイラモルトを一通り飲んだ方にチャレンジしてもらいたい一本です。

 フェノール値50ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間5年
ピート強い

6.ラフロイグ 10年

5,035円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

強烈なピート香とスモーキー。塩っぽさの残るドライな余韻が特徴

「ラフロイグ10年」は、スモーキーなウイスキーを愛する方なら、誰もが一度はその名を耳にするアイラモルトの傑作です。

このウイスキーは、“you either love it or hate it.”(好きになるか、嫌いになるかのどちらか)と言われるほど強烈なピート香とスモーキーさが特徴です。

「正露丸」や「消毒液」と言われる薬品のような香り(メディシナル香)が非常に強いです。初めて飲む方はそのパンチの効いた風味に驚くかもしれませんが、実際に口に含むとアルコールの刺激は意外なほど少なく、驚くほど滑らかです。バニラのような濃厚な甘味と、アイラの海が育んだ潮気のバランスが絶妙で、どっしりとしたコクのある非常に飲みごたえのある味わいです。

スモーキーさがかなり強いので好みははっきりと分かれますが、熱狂的なファンが多く、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2016」では金賞を受賞するほど人気のおすすめウイスキーです。

ずばり、本当に美味しいスモーキーなウイスキーを試すなら、まずはアードベッグ10年、ラフロイグ10年、後述するタリスカー10年のどれかを試して、好みを探るのがいいと思います。

 フェノール値45ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数43%
熟成期間10年

7.ラフロイグ セレクトカスク

BEAM SUNTORY UK|ラフロイグ クセレクトカスク

4,943円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

スモーキーさと甘み

ラフロイグ セレクトカスクは10年よりもやや価格が安めのスモーキーなウイスキーです。

10年との違いは熟成年数だけでなく、熟成に使っている樽の種類が違います。セレクトカスクはペドロヒメネス・シェリー樽、ヨーロピアンオーク・シェリー樽とバーボン樽原酒をあわせて、それをアメリカンオークの新樽で後熟することで、樽の個性が調和したバランスのよい味わいになっています。

シェリー樽熟成によってフルーティーな甘さが際立つような仕上がりですが、スモーキーさもしっかり感じられます。

ただ値段は10年と大きく変わらないので、個人的には圧倒的に10年をおすすめします。セレクトカスクは10年と比較してアルコール度数も3%低いこともあってか、ボディも10年より薄く感じました。

 フェノール値45ppm
製造法シングルモルトウイスキー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

8.ポートシャーロット

6,962円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

アイラモルトらしいピーティー&スモーキーな味わい

「ポートシャーロット」は、ブルックラディ蒸留所で作られる「ヘビリー・ピーテッド(強くピートを焚き込んだ)」タイプのシングルモルトです。

一番の特徴は、バーボン樽由来のキャラメルやバニラの甘い香りに、ジンジャーやクローブといったスパイスの刺激が心地よく重なる複雑な味わいです。口に含むと、濃厚な甘みとレモンのような柑橘感が広がり、後半にはバーベキューの煙を思わせるドライで香ばしいスモーキーな余韻が長く続きます。

フェノール値は40ppmと非常に高い数値を誇りますが、ブルックラディ蒸留所特有の背の高い蒸留器でゆっくりと蒸留されるため、雑味のない非常にクリーンでエレガントな口当たりに仕上がっています。

このウイスキーの素晴らしい点は、その「安定感」にあります。度数が高いこともあってか、ストレートはもちろん、ロック、ハイボール、お湯割りと、どんな飲み方をしても個性が崩れず、それぞれのスタイルで最高のパフォーマンスを発揮してくれます。「スモーキーさも甘さも、どちらもしっかり楽しみたい」という欲張りな願いを叶えてくれる、非常に優秀な一本です。

 フェノール値40ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数50%
熟成期間10年

9.ビッグピート

5,980円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

ふんだんなピート。贅沢なアイラブレンデッドモルト

「ビッグピート」は、名門インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)のダグラスレイン社が手がけるブレンデッドモルトウイスキーです。

その中身は非常に贅沢で、「アードベッグ」「カリラ」「ボウモア」に加え、今や伝説的な存在となった「ポートエレン」など、アイラ島を代表するピーティーで個性的な原酒ばかりを厳選してブレンドしています。

ラベルに描かれた、強風に顔をしかめるおじさんのインパクトあるデザインからは想像もつかないほど、実は「繊細な甘味」をしっかりと感じられるのが面白いところです。アイラモルトらしい「メディシナル香(薬品のような香り)」もしっかりとありますが、アードベッグほど強すぎず、絶妙なバランスに整えられています。

クセはあるものの非常に口当たりが良く、ついついグラスが進んでしまう不思議な魅力を持った、アイラ好きにはたまらない一本です。

 フェノール値40ppm
製造法ブレンデッドモルトウイスキー
度数46%
熟成期間ノンエイジ

10.ラガヴーリン 16年

9,900円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

アイラの巨人 重厚な甘さとヨード感が特徴

「ラガヴーリン」は、その圧倒的な存在感から「アイラの巨人」と称される至高のシングルモルトです。

他のアイラモルトに比べて熟成期間が長く設定されているため、強烈な個性の中にも非常に深みのある豊かな味わいを感じられるのが特徴です。口に含むと、力強いスモーキーな香りと共に、どっしりとした重厚な飲みごたえと、トロリとした上品な甘さが広がります。

さらに、シェリー樽由来のフルーティーな甘みと、アイラ島らしい潮の香りが心地よく鼻を突き抜けていきます。ワイルドな力強さと、長い月日が作り出した気品をあわせ持つこのウイスキーは、自分へのご褒美にはもちろん、大切な方への贈り物としても自信を持っておすすめできる格別な一本です。

アードベッグなどアイラモルトを一通り飲んだ後に口にすると、フレーバーの情報量の多さに驚くと思います。値段は安くないですが、これも至高の一本と言えるでしょう。

 フェノール値38ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数43%
熟成期間16年

11.カリラ 12年

5,866円 700ml

  • フレーバー:正露丸系・薬品系
  • スモーキー度:強い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

軽やかで華やか 飲み疲れしない良きボトル

「カリラ12年」は、スモーキーさの中に、甘み、塩味、フルーティーさがバランスよく混ざり合った、非常にクオリティの高いウイスキーです。

アイラモルトらしい薬品のような香り(メディシナル香)がありながら、それが「古い日本家屋」を連想させるような、どこか懐かしく落ち着く独特のニュアンスを持っているのが特徴です。

アルコールの刺激もほとんど感じられないほど滑らかなため、初めての方でもストレートやロックで、その繊細な変化をじっくりと楽しむことができます。アイラウイスキーの入門としても、日常的に楽しむ定番の一本としても非常におすすめです。

 フェノール値38ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数43%
熟成期間12年

12.ボウモア12年

5,415円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

アイラの女王。潮の香りと爽やかな柑橘系の香り

ボウモア12年は、スコットランドのアイラ島最古の蒸溜所でつくられるシングルモルトで、「アイラの女王」と呼ばれています。

海を思わせる潮の香りと、オレンジなどの柑橘系の香り、非常に濃厚な甘みが特徴で、フルボディのコクを存分に味わえるスモーキーなウイスキーです。

ピート感に関しては、数値ほど強く感じません。実際フェノール値がわずかに低いタリスカーと飲み比べると、ボウモアは甘さが前面に出ているせいか、タリスカーのほうがスモーキーさが強調されているように感じます。

ですので、ボウモアは甘口のウイスキーが好きな人向けかなと個人的には思います。ボウモアはハーフサイズのボトルも売っているので、初めて試す方はまずハーフボトルからでも良いかと思います。

 フェノール値25ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数40%
熟成期間12年

13.タリスカー10年

5,098円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:アイランズ

飲みごたえ抜群!ほどよいスモーキーさと潮気

タリスカー10年は、スコットランドにある「スカイ島」という島で造られるシングルモルトウイスキーです。

スカイ島は気候が荒くて天候が変わりやすいため、濃い霧が発生する日が多いことから「霧の島」とも呼ばれています。

アルコール度数が約46%と高めなこともあって、スモーキーさと合わさったパワフルな味わいを楽しめます。潮気を感じるドライな余韻があり、これが後味を爽やかさにしていて、何度も口をつけてしまう「クセになる美味しさ」があります。個人的にはボウモアよりも圧倒的にタリスカー派です。

辛口のお酒が好きな人におすすめのスモーキーなウイスキーです。

 フェノール値22ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数45.8%
熟成期間10年

14.グレングラッサ トルファ ピーテッド

6,977円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:ハイランド

キャメルのような甘い香りと熟した果実の甘味

「グレングラッサ トルファ」は、ハイランド地方の蒸留所で作られる、しっかりとした個性が光るシングルモルトです。

一番の特徴は、バーボン樽で熟成された原酒をアルコール度数50%と高めにボトリングしていることで、その分、素材の旨みがぎゅっと凝縮されています。ほどよいピートの香りとともに、海に近い蒸留所ならではの潮の香りや、熟したフルーツのような濃密な甘み、そして後味に響くブラックペッパーのスパイシーさが楽しめます。

特におすすめの飲み方はロックです。氷が溶けて冷えることで、キャラメルのような甘い香りとクリーミーな質感がよりいっそう引き立ち、力強さとまろやかさの両方を贅沢に味わえます。

 フェノール値20ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数50%
熟成期間ノンエイジ

15.ベンロマック10年

5,640円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:スペイサイド

10年物とは思えない長い余韻

「ベンロマック10年」は、近年いくつもの世界的な賞を受賞しており、ウイスキーファンの間で非常に人気が高まっているシングルモルトです。

味わいの中心にあるのは、中盤からしっかりと感じられる心地よいスモーキーさです。そこにレーズン入りのバニラクリームを思わせるような、濃密でリッチな甘みが重なり、非常に満足感のある飲みごたえを楽しめます。10年熟成とは思えないほど余韻がしっかりとしていて、ピートの香ばしい風味が長く続くのも特徴です。

おすすめの飲み方はハイボールです。ソーダで割ることで自慢のスモーキーさがパッと華やかに際立ち、食事にも合わせやすい爽やかな一杯になります。

 フェノール値15ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数43%
熟成期間10年

16.カネマラ オリジナル

4,860円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:アイリッシュ

トロピカルフルーツとスモーキーな香りが特徴

「カネマラ オリジナル」は、アイルランドの「クーリー蒸留所」で造られているシングルモルトです。

最大の特徴は、熟成年数の異なる原酒を絶妙にブレンドすることで、樽本来の香ばしさとフレッシュでフルーティーな風味を両立させている点です。口に含むとナッツやバニラ、スパイスのような味わいが広がり、その奥に程よいピートの香りと「アーシー(土っぽさ)」と呼ばれる独特の落ち着いたスモーキーさを感じます。

一般的にクセが強いと思われがちなピートウイスキーですが、カネマラはアイリッシュウイスキーらしい非常にクリアで軽やかな飲み口に仕上がっています。手に入れやすい価格帯で、味わいも非常にスムーズなため、スモーキーなウイスキー初心者の方におすすめです。

 フェノール値14ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

17.ティーチャーズ ハイランド クリーム

1,649円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:ハイランド

コスパ最強!デイリーウイスキーにおすすめ

「ティーチャーズ ハイランド クリーム」は、世界中で愛されているスコッチのブレンデッドウイスキーで、約30種類ものモルト原酒を贅沢にブレンドして作られています。

一番の特徴は、ブレンデッドウイスキーとしては異例なほど高いモルト比率にあります。キーモルトには、力強いスモーキーさを持つ「アードモア」という蒸留所の原酒が使われており、これがブレンド全体にしっかりとした骨格と深みを与えています。

味わいは、モルト由来の豊かな甘みとリンゴや洋梨のようなフルーティーさがバランスよく混ざり合い、その奥から心地よいピートの香りが追いかけてきます。特にハイボールにすると、炭酸の刺激によってスモーキーさがパッと華やかに際立ち、麦芽の甘みがより一層引き立ちます。

リーズナブルな価格なので、ハイボール用のウイスキーとして非常におすすめです。

 フェノール値14ppm
製造法ブレンデッドウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

18.アードモア レガシー

サントリーホールディングス|アードモア レガシー3,526円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:ハイランド

焚き火のような優しいスモーキー感

「アードモア レガシー」は、先ほど紹介した「ティーチャーズ ハイランド クリーム」の味の決め手となるキーモルトとして知られるシングルモルトです。

ハイランド地方の蒸留所としては珍しくピートをしっかりと焚き込むスタイルですが、この「レガシー」はピーテッド原酒とノンピート原酒を絶妙なバランスでブレンドしているのが特徴です。そのおかげで、ドライで爽やかなスモーキーさと、まるで塩バニラのような独特の甘みが重なり合い、非常に落ち着いたすっきりとした味わいに仕上がっています。

アイラモルトのような強烈なクセとはまた違う、上品で軽やかな煙の香りは、食事の味を邪魔することなくそっと寄り添ってくれます。スモーキーなウイスキーを食事と一緒にゆっくり楽しみたいという方におすすめです。

 フェノール値12ppm
製造法シングルモルトウイスキー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

18.ハイランドパーク12年

5,280円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:アイランズ

女性にも人気!深みのある甘さとスモーキーさ

「ハイランドパーク12年」は、スコットランド北端のオークニー諸島という、最も過酷で寒い地域の一つで造られているシングルモルトです。

この銘柄の特徴は、島に自生する「ヘザー(ヒース)」を含んだピートを使用していることです。そのため、アイラモルトのような力強い煙とはひと味違う、華やかで甘いスモーキーさを楽しめます。

口に含むと、はちみつのような深い甘みと、ハーブのような爽やかな香りが絶妙なバランスで調和し、最後には繊細で上品な余韻が長く続きます。ピートの効いたウイスキーの中でも非常に飲みやすく、エレガントな味わいなので初心者の方におすすめです。

 フェノール値10ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数40%
熟成期間12年

19.余市

7,500円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:ジャパニーズ

重厚で力強く、複雑で深い味わいのジャパニーズウイスキー

「余市」は、日本を代表するシングルモルトの一つであり、ジャパニーズウイスキーの中でも一際重厚で力強い個性を放つ銘柄です。

北海道の厳しい自然環境で育まれたこのウイスキーは、伝統的な「石炭直火蒸留」によって生み出される、複雑で深みのある味わいが最大の特徴です。柔らかなオーク樽の熟成香とモルトの甘み、そして豊かなフルーティーな香りが重なり合い、その奥にはニッカウヰスキーの原点である余市蒸留所ならではの、ほのかな潮の香りを感じることができます。

数値上のフェノール値以上に力強いスモーキーさが印象的ですが、決して嫌なクセはなく、後味には穏やかで心地よいオークの甘みが長く持続します。非常に洗練された飲みやすい仕上がりになっているため、スモーキーなウイスキーに初めて挑戦する方にも自信を持っておすすめできる一本です。

 フェノール値8ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数45%
熟成期間ノンエイジ

20.白州

11,822円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:ジャパニーズ

爽やかなスモーキーフレーバー すっきりとしたドライな味わい

「白州」は、山梨県の南アルプスの麓、広大な森に囲まれた「白州蒸留所」で生まれたシングルモルトウイスキーです。

一番の魅力は、まるで森の若葉を思わせるような、みずみずしく爽やかな香りです。口に含むと、すっきりとした軽快な味わいとともに、甘くフルーティーな風味と、ほのかなスモーキーさが絶妙なバランスで広がります。この「かすかな煙のニュアンス」こそが、白州にしか出せない複雑さと奥行きを生み出していて、まさに「森香るウイスキー」という名にふさわしい仕上がりです。

現在は入手が難しく、価格も上がっていますが、ひと口飲めば価格に見合った格別な美味しさを実感できるかと思います。個人的にも常にストックしておきたいと思うほどの「名作」だと感じています。

スモーキーなウイスキーが苦手な方でも楽しみやすい一本です。

 フェノール値8ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数43%
熟成期間ノンエイジ

21.ブナハーブン 12年

7,898円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

アイラモルトの中でも最も飲みやすい

「ブナハーブン12年」は「アイラモルトの中で最も飲みやすい」と称される異色のシングルモルトです。

その最大の理由は、多くのアイラモルトとは異なり「ノンピート麦芽(煙を焚き込まない麦芽)」を主に使用していることにあります。そのため、アイラ特有のピーティーでスモーキーな風味は抑えられていて、非常に優しく、柔らかな口当たりが楽しめます。

熟成にはバーボン樽だけでなく、ヨーロピアンオークのシェリー樽も使っていて、グラスからはレーズンや青リンゴのようなフルーティーな香りに加え、ココアやナッツのような香ばしさが漂います。口に含むと、フルーティーな甘みとともに、アイラの海を思わせる微かな塩味とナッツのような苦味が心地よく広がり、非常に上品な味わいです。

値段は安くないので、バーなどで見かけたら飲んでみて気に入ったらボトル購入、という流れが良いかと思います。

 フェノール値2ppm
製造法シングルモルトウイスキー
度数46%
熟成期間12年

22.アイリーク(イーラッハ)

4,024円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

蒸留所は不明  骨太のボディとコクが特徴

アイリーク(イーラッハ)は 「インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション1999」で金賞を受賞した「シークレットアイラ」と呼ばれる銘柄です。

シークレットアイラとは、スモーキーなウイスキーが生産される主要エリア「アイラ島」にある何処かの蒸溜所でつくられた原酒を使用しているのですが、どこの蒸溜所かは明かされていません。

つまり、謎のアイラモルトなので「シークレットアイラ」と呼ばれています。

アイリークの中身は短期熟成のラフロイグか、ラガヴーリンではないかと噂されていますが、両者よりもスモーキーさが穏やかです。

最初に強いケミカルな香りが押し寄せて、その後からウエハース、バニラ、ハチミツのような甘さがほんのりと追随します。スモーキーと言うより、ヨード香(薬品っぽさ)が目立っています。

次に紹介するフィンラガンよりも値段が若干高い分、味の複雑さ、塩気がやや強めで個人的には嫌いじゃないです。ただあと1,000円出せばタリスカーを買えることを考えると、ストレートで飲む人にはタリスカーを、ハイボール専門の方なら本品を一度試すのもありかも知れません。

 フェノール値20ppm(推定)
製造法シングルモルトウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

23.フィンラガン オリジナルピーティ

3,535円 700ml

  • フレーバー:焚き火 + 潮風系
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

コスパ&飲みやすさ良し!爽やかかつスモーキー

フィンラガンも、蒸留所が明らかにされていない「シークレットアイラ」です。海外・国内ともに「中身はカリラでは?」という噂はありますが、「ラガヴーリン説」や「ロットごとに複数蒸留所」という話もあり、確定情報はありません。

実際に飲むと、スモーキーな香りとわずかな塩気を感じます。カリラのような爽やかさや華やかさは控えめで、若々しい味わいです。

カリラはバランスが良く、「洗練された味わい」という印象ですが、フィンラガンはワイルドさが目立ち、男性に好まれそうなウイスキーです。

スモーキーなウイスキーの中では価格が安いので、一度試しても良いかとは思います。

なお、ボトルやバッチによって多少変わるのかも知れませんが、自分の飲み比べではフィンラガンの方が先ほど紹介したアイリークよりスモーキーさを強く感じました。

 フェノール値25ppm(推定)
製造法シングルモルトウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

24.アイラミスト

3,965円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:中程度
  • 産地:アイラ島(アイラモルト)

ハイボール用におすすめのウイスキー

「アイラミスト オリジナルピーテッド」は、マクダフインターナショナルが扱う「アイラミストシリーズ」のブレンデッドウイスキーです。

ラフロイグをメイン原酒に、グレンリベット、グレングラント等がブレンドされていますが、ラフロイグが主張しており、しっかりピート感を楽しめる仕上がりです。

口に含むと、青リンゴのような風味、後味はピートのきれいなスモーキーさで飲みやすいです。ティーチャーズ ハイランド クリームより、もうちょいスモーキーさがあるものを飲んでみたい方にいいかも知れません。

ストレートで飲むと、若さと平面的な味が目立ちますが、ハイボールにすると若い刺激的な味とスモーキーさがうまく合わさって、爽快に楽しめます。甘さは控えめで、きりっとした味わいです。

なお、アイラミストには8年、10年、ダブルピーテッドが販売されていますが、8年、10年になると刺激が控えめになって、ラフロイグ特有のヨード香と洋梨、ハチミツなどのリッチな甘さが出てきます。

ダブルピーテッドはオリジナルピーテッドの2倍のピートを使用していると公式にも掲載されていますが、個人的には2倍のスモーキーさがあるようには感じませんでした。値段もオリジナルピーテッドより高くなるので、個人的にはダブルピーテッドに追加料金を払うなら、やはりタリスカー10年を選んだほうが圧倒的に満足度が高いと思います。

まとめると、アイラミストはまずオリジナルを飲んでみて、気に入ったら8年を飲む流れでいいと思います。

 フェノール値20ppm(推定)
製造法ブレンデッドウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

25.ジョニーウォーカー ダブルブラック

2,977円 700ml

  • フレーバー:焚き火
  • スモーキー度:弱い
  • 産地:スコットランド全土

毎日の晩酌用におすすめのウイスキー

「ジョニーウォーカー ダブルブラック」は、世界で最も売れているスコッチ「ジョニーウォーカー」の中でも、特にスモーキーさを追求したブレンデッドウイスキーです。

最大の特徴は、内側を激しく焦がした「ヘビリー・チャード・オーク樽」で熟成された原酒を使用している点です。これにより、定番の「ブラックラベル 12年」よりもさらに深いスモーキーさと、焚き火を思わせるトースティな香ばしさ、そして滑らかでありながら深みのあるコクを感じます。

おすすめの飲み方は、やはりハイボールです。炭酸で割ることで、焦がし樽由来の香ばしさがパッと広がり、その奥からレーズンやドライフルーツのような濃厚な甘味が顔を出します。スモーキーさと甘味のバランスが非常に良いため、食事との相性もいいです。

 フェノール値15ppm(推定)
製造法ブレンデッドウイスキー
度数40%
熟成期間ノンエイジ

ウイスキーの売れ筋ランキング

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ーのおすすめな飲み方

スモーキーなウイスキーの魅力を最大限に引き出す、おすすめの飲み方をまとめました。

銘柄によって個性が異なるため、その日の気分やシーンに合わせて飲み方を変えるのもウイスキーの醍醐味です。

ストレート

ウイスキー本来の「スモーキーさ」をダイレクトに知るなら、まずはこの飲み方です。

グラスから立ち上がる力強い香り、口に含んだ瞬間のインパクト、そして飲み込んだ後に鼻から抜ける心地よい余韻を、薄めることなくそのまま体感できます。

少しずつ口に含み、舌の上で転がすように味わうと、スモーキーさの奥に隠れたバニラの甘みやフルーツの質感に気づきやすくなります。

オン・ザ・ロック

ドライでキリッとした表情を楽しみたい方には、オン・ザ・ロックがおすすめです。

氷で冷やされることで、アルコールの刺激が抑えられ、アイラウイスキー特有のドライな質感が際立ちます。

氷がゆっくり溶け出すにつれて、ピートの香りがふわりと開き、味わいが刻一刻と変化していく様子を楽しめるのが、ロックならではです。

ハイボール

近年、圧倒的な人気を誇るのがハイボールです。スモーキーな銘柄は、実はソーダとの相性が抜群です。

炭酸水を加えることで重厚な香りがパッと華やかに弾け、爽快感が一気に増します。スモーキーな香りが鼻を抜ける感覚は、一度ハマるとクセになります。

ウイスキーと炭酸水は「1:3」〜「1:4」が一般的ですが、個性をより強く感じたいときはウイスキーを少し多めにするのがおすすめ。

アルコールの強さが苦手な方でも、炭酸の爽やかさで飲みやすくなります。

スモーキーなウイスキーに合うおつまみ3選

1. チョコレート(特にビターな生チョコ)

個人的に一番のおすすめは、少し柔らかい質感のビターな生チョコレートです。「アードベッグ」のような力強いスモーキーさを持つ銘柄と合わせると、チョコの苦味とウイスキーの煙が共鳴し、その奥に隠されたバニラや蜂蜜のような甘いフレーバーが驚くほど鮮明に浮かび上がってきます。チョコとウイスキーを交互にゆっくり味わうのがおすすめです。

2. レーズン

レーズンは、スモーキーな余韻を一度リセットしてくれる「名脇役」です。ウイスキーを飲んだ後にレーズンを口に入れると、その甘酸っぱさが口内をリフレッシュさせ、「次の一口」をまた新鮮な気持ちで味わいたくさせる効果があります。

3. ナッツ

スモーキーなウイスキーの香ばしさと、ナッツのカリッとした食感や脂質の旨味は、鉄板の組み合わせです。特に燻製した「スモークナッツ」を選べば、ウイスキーのピート香と相乗効果を生み、より一層深い味わいを楽しめます。

スモーキーなピート最強ウイスキーを楽しもう!

今回は、個人的に感じたスモーキーなピート最強ウイスキーおすすめランキングと、フェノール値の比較一覧表をお見せしました。

スモーキーでクセのあるアイラウイスキーなどは、人を選ぶ味わいですが、その独特の美味しさに魅了される人は少なくありません。

生産地の特徴や種類による違いを理解することで、楽しみ方の幅が広がり、奥深いスモーキーなウイスキーの世界をより堪能できると思います。

ウイスキー初心者の方は、まずフェノール値が高すぎず比較的入手しやすい「タリスカー10年」などをおすすめします。後味が爽やかで口に嫌味が残らないので、飲みやすいです。

スモーキーさに慣れている方には、フェノール値50ppmのアードベックをおすすめします。こちらもAmazonなどで入手しやすく、やはり値段と美味しさのバランスを考えても個人的に最強の一本だなぁという思いは昔からずっと変わりません。

アードベッグにもいろいろと種類がありますが、まずはこの10年をおすすめします。