【実飲レポ】カバランウイスキーおすすめ10銘柄を比較!2026年最新

毎晩の晩酌はストレートと決めている私ですが、今回はそんな私が惚れ込んでいる台湾ウイスキー「カバラン」のおすすめ10銘柄をランキング形式で紹介します。

これまで宜蘭(イーラン)の蒸溜所でのテイスティングはもちろん、バーでの飲み比べも含めれば、20種類はカバランを飲んできましたが、その経験から「これは旨い」とおすすめできるものを厳選しました。

まずは手軽に試せる「ディスティラリーセレクト」から、サントリーの「山崎」を彷彿とさせると言われる「カバラン クラシック」まで、実際に飲んで感じたレビューをお届けしていきます。

ディスティラリーセレクトNo1から入った方におすすめする次の銘柄はこちら。

カバラン クラシック シングルモルト

9,995円 700ml

もし「ディスティラリーセレクト No.1」を入り口にしてカバランに興味を持たれたなら、次におすすめなのは「カバラン クラシック シングルモルト」です。

価格はセレクトより一段上がりますが、まろやかでフルーティな甘みに満ちており、ディスティラリーセレクトNo1の上位互換といっても過言ではありません。

Amazonのレビューなどを見ても、「山崎にそっくりのテイスト」という声があり、「ウイスキー党なら是が非でも飲むべき一本」と絶賛する愛好家も後を絶ちません。

さすがに、「山崎よりカバランの方が上だ」と大口を叩くつもりはありませんが、買いやすさを考えれば、山崎の代わりを担う選択肢としてアリだと思います。

開栓したてよりも、1週間ほど経過してからのほうが香りが開いて、よりおいしく飲めます。

台湾ウイスキー「カバラン(KAVALAN)」とは

台湾ウイスキー「カバラン(KAVALAN)」とは

カバランは、缶コーヒーなどで有名な台湾の大手飲料メーカー「金車グループ」が立ち上げた蒸溜所のウイスキーです。

台湾は「世界5大ウイスキー」に含まれていませんが、「ニューワールドウイスキー」の絶対的なエースとして世界中の愛好家を唸らせています。

そんなカバランの特徴は、南国の土地が育む、甘くトロピカルな唯一無二の味わいでしょう。

スコットランドや日本の伝統的な製法を研究して生まれた原酒は、非常に華やかで、ウイスキー初心者から私のような年季の入ったオヤジまで、一口飲めば誰もが虜になる魔力を持っています。

「世界チャンピオン」のタイトルを過去10年で9つも受賞

カバランは過去10年で「世界チャンピオン」の称号を9つも獲得していますが、その快挙のはじまりは2010年のことでした。

スコットランドのある席で、「ブラインド・テイスティング大会」が開かれました。

銘柄を隠して、プロたちが味だけでガチンコ勝負をするというコンペです。

ですが、この大会は「出来レース」みたいな目論見があったと言われています。

当時、イングランドで新しい蒸留所が増えていたので、本家スコットランドとしては「イングリッシュも頑張ってるけど、やっぱりスコッチが一番だよね」という結果を見せつけて、格の違いを証明したかったわけです。

用意されたのは、スコッチ3銘柄、イングランド1銘柄、そして台湾のカバランが1銘柄。

誰もが「どうせスコッチの圧勝だろう」と高を括っていましたが、ブッチギリの優勝を飾ったのは、新参者のカバランだったのです。

世界でも珍しい亜熱帯で生産されるウイスキー

世界でも珍しい亜熱帯で生産されるウイスキー
スコットランドと台湾ではウイスキーの熟成スピードが大きく異なる

カバランが世界を驚かせた一番の理由は、なんと言っても「ウイスキーはスコットランドみたいな寒冷な土地で造るもの」という、これまでの常識を根底からひっくり返したことにあります。

普通に考えれば、ウイスキー造りに亜熱帯は不向きだと言われていました。

でも、金車グループは温暖な気候を味方につけて、他では真似できないスピードで熟成を早める、独自の製法を編み出したわけですね。

実際、本場スコットランドのような寒い地域だと、まともな味になるまで3年から6年以上は寝かせなきゃいけません。

ところが、夏場は40℃近くまで上がる台湾なら、熟成の進みがとにかく早い。なんと、わずか1年半ほどで、スコッチの長年熟成に引けを取らない深みのある原酒に仕上がってしまうのです。

ただ、いいことばかりじゃありません。ウイスキー用語で、熟成中に樽の中身が蒸発して減ってしまうことを「エンジェルズ・シェア(天使の分け前)」と言いますが、カバランの場合は天使がちょっと欲張りすぎるのです。

スコッチなら年間1〜3%減る程度ですが、カバランは放っておくと年間10%も消えてなくなると言われています。

そのため、カバランには「10年熟成」なんて銘柄は存在しません。なぜなら、そこまで待っていたら、樽の中身が全部空っぽになってしまうからです。

だからこそ、カバランのボトルは「若くても、旨味が凝縮されている」という、ほかの産地にはない圧倒的な個性を放っているというわけです。

南国を思わせるトロピカルフレーバー

カバラン蒸溜所でのテイスティング
カバラン蒸溜所でのテイスティング。左からアモンティリャード、マンサニージャ、PX、モスカテルシェリーシングルカスクストレングス。1杯約500円ほどで試飲できる

カバランを語る上で絶対に外せないのが、マンゴーや完熟したフルーツを連想させる、トロピカルで濃厚な甘みです。

普通、熟成期間が短いウイスキーは、どうしてもアルコールの角が立ってツンとくるものですが、カバランは全体的に口当たりがマイルドで、ストレートで飲んでも、スルスルと胃に吸い込まれていくような飲みやすさがあります。

どの銘柄を飲んでも余韻があり、飲み干した後もフルーティーな風味が長く残ります。

ちなみに、現地のカバラン蒸溜所に行けば、アモンティリャードやPX(ペドロヒメネス)といった貴重なシェリー樽のシングルカスクが、1杯500円ほどでテイスティングできます。

※私は12種類をテイスティングしましたが、あの体験はまさに至福でした。

カバランウイスキーの選び方

カバランのラインナップをざっくり整理すると、「ディスティラリーセレクト(コスパ)」「クラシック(スタンダード)」「ソリスト(高級)」の3つに分かれます。

初めて飲むならコスパが良い「ディスティラリーセレクト」がおすすめ

カバラン ディスティラリーセレクトNo1
初めて飲むならスタンダードボトルの「クラシック」がおすすめ

カバランを初めて飲む方には、コスパ最強の「ディスティラリーセレクト」がおすすめです。

これは、もっと多くの人にカバランを楽しんでもらおうと、手の届きやすい価格でリリースされたシリーズです。

特に「No.1」は、シェリー樽とバーボン樽のいいとこ取りで、どことなくサントリーの山崎に通じるフルーティーで贅沢なニュアンスがあります。

一方、新顔の「No.2」はバーボン樽由来の濃厚な甘みと、これぞカバランというトロピカルな風味がガツンと楽しめます。どちらもこの値段にしてはクオリティが高いと思います。

ディスティラリーセレクトの次に飲みたい「クラシック」

カバラン クラシック
一部では、山崎のテイストにそっくりと言われるカバランクラシック

そして、ディスティラリーセレクトの次に選ぶなら、スタンダードボトルの「カバラン クラシック」がいいと思います。

これもまた「山崎にそっくりだ」ともいわれるウイスキーですが、バーボン樽、シェリー樽、オーク樽の3種類の原酒をブレンドしていて、どちらもフルーティーさが前面に出ているウイスキーだと思います。

ただ、個人的には山崎と完全に同じ系統ではないと思います。

なぜなら、カバランクラシックは南国フルーツ感が強く、山崎は和柑橘や繊細な樽香が出やすいので、同じようなフレーバーに感じる人がいても、実際、味の芯はけっこう違います。

なので、山崎の代わりとして置き換えるのではなく、別の方向においしいウイスキーとして捉えるのが良いと思います。

ソリストは高いが、パンチの効いた味でうまい

カバラン ソリスト ヴィーニョ バリック カスクストレングス シングルモルトウイスキー
リッチな味わいを求めるなら「ソリスト」がおすすめ

最後は、我々のような酒飲みの終着駅とも言える高級グレード、「ソリスト」シリーズです。

これは、樽から出した原酒をそのまま瓶詰めした「カスクストレングス」という、アルコール度数の高いパワフルなタイプになります。

お値段は張りますが、加水をしていない分、味わいの厚みもフルーツの凝縮感も桁違いです。

カバランウイスキーおすすめ比較一覧表

商品名商品
画像
価格
内容量
100ml
あたり
評価味わい度数特徴熟成期間製造法スモーキー
(ピート)
1 カバラン ディスティラリー
セレクトNo1
カバラン ディスティラリーセレクトNo1 シングルモルト5,514円
700ml
788453フルーティー40%トロピカルフルーツやトフィーの
甘みとウッディな味わい
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
2 カバラン クラシック
シングルモルト
カバラン クラシック シングルモルト9,995円
700ml
1,428479フルーティー40%マンゴーやパイナップルの
トロピカルでまろやかな甘み
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
3 カバラン
トリプルシェリーカスク
カバラン トリプルシェリーカスク9,880円
700ml
1,41177フルーティー46%ドライフルーツとハチミツの甘み
樽のスパイシー感
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
4 カバラン コンサートマスター
シェリーフィニッシュ
カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ8,498円
700ml
1,21431まろやか40%バニラやトフィーのまろやかな甘み
華やかで芳醇な味わい
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
5 カバラン ディスティラリー
セレクトNo2
カバラン ディスティラリーセレクトNo2 シングルモルト5,503円
700ml
78667フルーティー40%洋梨やリンゴのフルーティさと
バニラの甘さ
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
6 カバラン コンサートマスター
ポート カスクフィニッシュ
カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ シングルモルト8,498円
700ml
1,214189フルーティー40%ベリーやイチジクの果実味と
バニラの風味
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
7 カバラン
オロロソシェリーオーク
カバラン オロロソシェリーオーク シングルモルト14,696円
700ml
2,099165フルーティー46%シェリー樽由来のドライフルーツの
甘みとスパイシーな香り
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
8 カバラン ソリストヴィーニョ
バリック カスクストレングス
カバラン ソリストヴィーニョバリック カスクストレングス19,398円
700ml
2,77154フルーティー50-60%マンゴーやメロンの甘い香りと
チョコレートのほろ苦さ
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
9 カバラン ポーディアムカバラン ポーディアム(ポーディウム)シングルモルト13,123円
700ml
1,87539まろやか46%豊かな樽香とハチミツ、
リンゴの上品な甘さ
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし
10 カバラン
バーボンオーク
カバラン バーボンオーク シングルモルト11,550円
700ml
1,65047まろやか46%バニラやナッツのまろやかな甘みと
オレンジの柑橘感
ノンエイジシングルモルトウイスキーなし

カバランウイスキーおすすめランキング10選

1.カバラン ディスティラリーセレクトNo1 シングルモルト

カバラン ディスティラリーセレクトNo1 シングルモルト

5,514円 700ml

トロピカルフルーツやトフィーの甘みとウッディな味わい

最初に紹介するのは、先ほどもチラリと触れた「ディスティラリーセレクト No.1」です。

このウイスキーの凄さは、なんと言ってもその「完成度と安さ」の両立にあります。

バーボン樽とシェリー樽でじっくり寝かせた原酒をメインに使い、厚みがある味わいに仕上がっています。

グラスを回せば、マンゴーのような南国フルーツの香りと、トフィーのような甘さが広がり、後から樽由来の心地よいウッディな余韻が追いかけてきます。

こちらも「山崎に近い」なんて言われていますが、カバランの入門用としてはもちろん、山崎好きの御同輩にもおすすめです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

2.カバラン クラシック シングルモルト

カバラン クラシック シングルモルト

9,995円 700ml

マンゴーやパイナップルのトロピカルでまろやかな甘み

次におすすめなのが、カバラン蒸溜所の記念すべき第1作目、「カバラン クラシック」です。

これぞカバランのスタンダードであり、正統派の魅力を凝縮した一本と言えますね。

バーボン樽、シェリー樽、そしてプレーンオーク樽。それぞれをヴァッティングしたウイスキーで、完熟したマンゴーやパイナップルを思わせる濃厚な甘みが強いです。

飲み比べると、ディスティラリーセレクトNo1よりも一段上の深みとスムースさがあります。

ストレートでも美味しいですが、このウイスキーはハイボールにしても非常に美味しいです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

3.カバラン トリプルシェリーカスク

カバラン トリプルシェリーカスク

9,880円 700ml

ドライフルーツとハチミツの甘み、樽のスパイシー感

「とにかくシェリー樽の甘みが好きだ」という方におすすめなのが、この「トリプルシェリーカスク」です。

まさにその名の通り、3種類の異なるシェリー樽を贅沢に使ったシングルモルトです。

辛口で力強い「オロロソ」、とろけるように甘い「ペドロヒメネス(PX)」、華やかでフルーティーな「モスカテル」。

これら3つの原酒を合わせることで、ドライフルーツやハチミツを思わせる濃厚な甘みに、樽由来のスパイシーな刺激が絶妙に溶け込んでいます。

46%という少し高めの度数も手伝って、飲み応えも抜群です。

Amazonでも、「最高においしい」「レーズンの香りをリアルに感じられる」などと、香りの良さと美味しさを評価するレビューが多いです。

シェリー樽ウイスキーが好きな方や、甘口ウイスキーが好きな人は、クラシックより先にこちらを試してもいいかもしれません。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数46%
熟成期間ノンエイジ

4.カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ

カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ

8,498円 700ml

バニラやトフィーのまろやかな甘み。華やかで芳醇な味わい

続いては、私も個人的に高く評価している「コンサートマスター シェリーフィニッシュ」です。

このウイスキーは、カバランらしい華やかさと、奥深い複雑さをあわせ持った秀作です。

まずはアメリカンオーク樽でベースを造り、その後にシェリー樽へ移して仕上げの熟成(後熟)を施しています。

そのおかげで、バニラやトフィーのようなまろやかな甘みが一段と濃く、芳醇に立ち上がってきます。

単に甘いだけでなく、奥の方にふんわりと感じる香ばしさや、心地よいほろ苦さも良いアクセントになっています。

これが全体の味を引き締めていて、非常に力強い。カバランの他の銘柄を飲んで「もっと複雑な味わいも知りたい」と思った方におすすめです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいまろやか
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

5.カバラン ディスティラリーセレクトNo2 シングルモルト

カバラン ディスティラリーセレクトNo2 シングルモルト

5,503円 700ml

洋梨やリンゴのフルーティさとバニラの甘さ

コスパ抜群のセレクトシリーズから、もう一人の主役「No.2」の登場です。

先に紹介したNo.1がシェリー樽のコクを活かした「山崎寄り」の味なら、このNo.2はバーボン樽原酒を主体に据えた、より軽やかでフルーティーなウイスキーです。

グラスに注ぐと、完熟した洋梨や青リンゴのような爽やかな香りが立ち上がり、その後にバーボン樽由来の芳醇なバニラの甘みがふんわりと追いかけてきます。

とにかく癖がなくて、喉を滑り落ちる感覚が実にスムーズです。

この価格を考えると、かなりクオリティが高いと思います。

毎晩の「とりあえずの一杯」にストックしておいて損はない、実に完成度の高いウイスキーです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

6.カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ シングルモルト

カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ シングルモルト

8,498円 700ml

ベリーやイチジクの果実味とバニラの風味

続いては、名前の響きからして洒落ている「コンサートマスター」のポートカスクフィニッシュです。

このウイスキーは、アメリカンオーク樽でじっくり寝かせた後、仕上げに「ポートワイン樽」で追熟させています。

そのおかげで、カバラン本来のトロピカルさに加え、イチゴやブルーベリーのような甘酸っぱいベリー系の果実味、さらにはイチジクのような濃密な甘みが重なっています。

カバランの持つ「調和の美学」をじっくり味わえるウイスキーです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数40%
熟成期間ノンエイジ

7.カバラン オロロソシェリーオーク シングルモルト

カバラン オロロソシェリーオーク シングルモルト

14,696円 700ml

シェリー樽由来のドライフルーツの甘みとスパイシーな香り

シェリー好きな方におすすめなのが、この「オロロソシェリーオーク」です。

カバランらしいフルーティーな甘さはもちろんありますが、このウイスキーの真骨頂は「ドライフルーツのような濃縮感」と「樽由来の心地よい渋み」にあります。

オロロソシェリー樽でじっくり寝かせたことで、シナモンのようなスパイシーな香りが鼻を抜け、後から追いかけてくるナッツのような香ばしさがたまりません。

度数も46%と少し高めなので、飲みごたえがあって美味しいです。

甘ったるいだけのシェリー系には飽きた、という方におすすめしたいウイスキーです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数46%
熟成期間ノンエイジ

8.カバラン ソリストヴィーニョバリック カスクストレングス

カバラン ソリストヴィーニョバリック カスクストレングス

19,398円 700ml

マンゴーやメロンの甘い香りとチョコレートのほろ苦さ

世界的な賞を総なめにしてきた伝説の一本、「ヴィーニョバリック」です。

「ヴィーニョ」はワイン、「バリック」は樽を意味しますが、このウイスキーは最高級のポルトガルワイン樽を独自の技術で加工して使っている、カバランの技術の結晶です。

グラスから立ち上がるのは、完熟したマンゴーやメロンの、とろけるような甘い香り。

後からダークチョコレートやナッツのような、程よいほろ苦さが全体を引き締めてくれます。

カスクストレングス(加水なし)なので度数は高いですが、芳醇な旨味がダイレクトに脳に響きます。

2万円近いお値段は安くありませんが、一日の終わりにこれを一献やれば、「ああ、明日も頑張ろう」と思える。そんな特別な力を秘めたウイスキーです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいフルーティー
アルコール度数50-60%
熟成期間ノンエイジ

9.カバラン ポーディアム(ポーディウム)シングルモルト

カバラン ポーディアム(ポーディウム)シングルモルト

13,123円 700ml

豊かな樽香とハチミツ、リンゴの上品な甘さ

この「ポーディアム」もサントリーの山崎に似ていると言われるウイスキーです。

アメリカンオークの新樽と、カバラン蒸溜所自慢のプレーンオーク樽。この2種類の原酒を掛け合わせることで、他にはない気品あるフレーバーになっています。

グラスを近づければ、新樽ならではの清々しく力強いウッディな香りが感じられ、その後にハチミツや青リンゴのような甘みが広がります。

度数はやや高めですが、非常に柔らかで繊細な仕上がりです。それでいて、喉を通る時にはしっかりとしたスパイシーさも感じられて美味しいです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいまろやか
アルコール度数46%
熟成期間ノンエイジ

10.カバラン バーボンオーク シングルモルト

カバラン バーボンオーク シングルモルト

11,550円 700ml

バニラやナッツのまろやかな甘みとオレンジの柑橘感

最後にご紹介するのは、バーボン樽の魅力をこれでもかと詰め込んだ「バーボンオーク」です。

このウイスキーは、カバランの「ソリスト バーボン」をベースに、46度まで加水して飲みやすく調整したものです。

ソリスト特有の濃厚な旨味はそのままに、アルコールのトゲだけを上手く削ぎ落としたような味わいが感じられます。

バニラの甘い香りとナッツの香ばしさ、そこへオレンジのような爽やかな柑橘感が加わり、最後は樽由来のビターな余韻が全体をキリッと引き締めてくれます。

ソリストよりも値段が安いので、ソリストの雰囲気を味わいたい人におすすめです。

まろやかで口当たりが良いので、ついついグラスが進んでしまう……そんな危うい魅力を持ったウイスキーです。

製造法シングルモルトウイスキー
味わいまろやか
アルコール度数46%
熟成期間ノンエイジ

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カバラン ディスティラリーセレクトNo.1とNo.2の違い

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1とNo.2の違い

手頃な価格でカバランの美味しさを味わえる「ディスティラリーセレクト」ですが、No.1とNo.2、どっちを買えばいいか迷う方も多いでしょう。この2本、実は「樽」と「味」に明確な違いがあるんです。

まず「樽」ですが、No.1はバーボン樽とシェリー樽をバランスよく使っているのに対し、No.2はバーボンの「リフィル樽(一度使った樽を再利用したもの)」を中心に構成されています。

この違いがそのまま「味」に出るわけです。

No.1は、カバランの代名詞とも言える「トロピカルフルーツ」の風味が全開。

対してNo.2は、フルーツ感は少し控えめな代わりに、バニラのような濃厚な甘みがぐっと際立っています。

正直なところ、これはもう好みの問題ですが、ストレートで飲み比べるとその違いがハッキリ分かって面白いですよ。

最初は華やかなNo.1、2本目は落ち着いた甘さのNo.2、なんて具合に、ディスティラリーセレクトの奥深さを楽しんでみるのもいいかも知れません。

カバランウイスキーはハイボール缶も発売されている

カバランウイスキーはハイボール缶も発売されている

最近は、家でチビチビやるだけでなく、もっと手軽にカバランを味わえる「ハイボール缶」も登場しています。

中身は、私が冒頭でおすすめした「カバラン クラシック シングルモルト」と炭酸水だけです。

余計な混ぜ物なしで、あの南国感あふれるフルーティーさをそのままシュワッと楽しめるわけです。

Amazonのレビューなんかを見ても、「このクオリティでこの価格はコスパが良すぎる」と、舌の肥えたウイスキーファンから高い評価を得ています。

ちなみに、最近では期間限定で「トリプルシェリーカスク」のハイボール缶が出ることもあるので、コンビニやスーパーで見かけたら、迷わず確保しておくことをおすすめします。

まとめ

さて、ここまでカバランの濃い話を一気に語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

おそらくこの記事を読んでくださっている方は、「ディスティラリーセレクトNo.1」を飲んで、「次はどのボトルにしようか」と、考えているかと思います。

もし、No.1で感じたあのトロピカルな華やかさを、さらに深く味わうなら、「カバラン クラシック シングルモルト」をおすすめします。

一方で、「せっかくなら全く違う表情も覗いてみたい」という遊び心があるなら、「カバラン トリプルシェリーカスク」を強くおすすめします。

3種のシェリー樽が織りなす濃厚な甘みとスパイシーさは、No.1とはまた違った、カバランの魅力を感じると思います。